けん玉は日本の伝統的な遊具でありながら、実際にやってみると奥が深く、手先の器用さだけでなく全身のバランス感覚やひざの使い方が問われるスポーツ・アクティビティとして再び注目を集めています。公益社団法人日本けん玉協会などの解説でも示されている通り、けん玉には「お皿の持ち方」「けんの持ち方」「玉の持ち方」など、挑戦する技の種類によって最適な持ち方が存在します。
本記事では、初心者から上級者まで知っておくべき基本の持ち方を網羅し、大皿持ちやろうそく持ちといった具体的な種類、さらにうまく技を決めるためのコツや練習法まで徹底的に解説します。
【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:けん玉の基本の持ち方は、技や皿胴の位置に合わせて大皿持ちやろうそく持ちなど多彩に使い分けることが重要。
- 要点2:初心者がいきなり複雑な技に挑む前に、まずは基本姿勢と玉の静止(けん先への乗せ方)を覚えるのが上達の近道。
- 要点3:ひざのクッション運動と糸の引き方を意識することで、どんな技でも成功率を飛躍的に高めることができる。
けん玉の基本となる持ち方の種類とそれぞれの特徴

けん玉は一見すると単に手で持って遊ぶだけの道具に見えますが、キッズウェブジャパンや日本けん玉協会の解説資料などでも紹介されている通り、基本の持ち方を正しく理解することが上達の第一歩となります。モノシリなどの調査でも整理されているように、代表的な持ち方には「大皿持ち」「小皿持ち」「ろうそく持ち」「けん持ち」「玉持ち」「つるし持ち」「極意持ち」といったバリエーションがあります。
それぞれの持ち方は、これから行う技の難易度や、けん・玉のどちらを軸にして動かすかによって使い分けられます。まずは基本の構えと手首の角度を身体に覚え込ませることが大切です。
初心者必見!「大皿持ち」と「小皿持ち」の正しい基本フォーム
けん玉を手に取って最初に練習する基本の技といえば、大皿や小皿に玉を乗せる動作です。ここで用いられるのが「大皿持ち」と「小皿持ち」です。
大皿持ちは、親指と人差し指でけんの胴体部分(皿胴)を軽く挟み込むように持ち、中指、薬指、小指でけんの下側を支えるスタイルです。この持ち方は、大皿や中皿を使った技を行う際に最も安定感を発揮します。一方の小皿持ちは、けんを反対向きにして小皿を上に向ける構えであり、手首の返しをスムーズにするための基本となります。どちらの持ち方も、強く握りしめすぎず、いつでも柔軟に動かせる「遊び」を持たせた力加減がコツとなります。
難易度が上がる技で必須となる「ろうそく持ち」と「けん持ち」
基本の技に慣れてくると、次に壁となるのが「ろうそく」などの静止技や、けんを直接コントロールする技です。ここで重要になるのが「ろうそく持ち」と「けん持ち」です。
ろうそく持ちは、けんを逆さにして親指と人差し指で小皿のあたりを支える持ち方です。重心が上部に移動するため、最初はバランスを取るのが難しく感じられますが、手首を固定して安定させる感覚を養うには最適なフォームです。また、けん持ちは、玉を自分の手でしっかりと保持し、けんを宙に浮かせてコントロールする際に用いられます。これらの持ち方をマスターすることで、技のレパートリーが一気に広がります。
けん玉の持ち方・技の種類と特徴一覧
ここでは、けん玉の代表的な持ち方とその特徴を分かりやすく比較表にまとめました。どの場面でどの持ち方を使うべきかを確認してみましょう。
| 持ち方の名称 | 主な用途・対応する技 | 持ち方の特徴とコツ |
|---|---|---|
| 大皿持ち | 大皿、中皿、もしもし亀よ など | 親指と人差し指で皿胴を挟み、指全体で軽く支える。最も基本となる安定した持ち方。 |
| 小皿持ち | 小皿などの技 | けんを反転させ、小皿を上向きにして保持する。手首の柔軟な返しがポイント。 |
| ろうそく持ち | ろうそく、とめけん(応用)など | けんを逆さにして下部を支える。重心が高くなるため、指先の細かいバランス感覚が必要。 |
| けん持ち | 飛行機、ふりけん など | 玉を手に持ち、けん側を大きく動かしてキャッチする際に用いる。 |
| つるし持ち・極意持ち | 発展技、高度なバランス技 | 糸の長さや特殊な角度に対応するための上級者向けの持ち方。 |
うまく技を決めるための共通のコツと身体の使い方
正しい持ち方をマスターしたら、次は実際に技を成功させるための実践的なコツを押さえましょう。けん玉の技術解説において共通して強調されるのが「手先だけに頼らないこと」です。
多くの初心者は、玉を引き上げる際に腕や手首の力だけで持ち上げようとしがちですが、これでは軌道が安定しません。成功率を上げる最大の秘訣は「ひざのクッション運動」です。玉を引く瞬間にはひざを軽く曲げ、玉の動きに合わせて全身でリズムを取りながら、ひざの伸びとともに玉を引き上げます。また、けんの持ち手や糸の長さ、結び目の位置にねじれがないかといった細かな調整も、技の成功率を大きく左右する要点です。
【けん玉の持ち方】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:初心者が一番最初に覚えるべき持ち方はどれですか?
A1:まずは基本中の基本である「大皿持ち」からマスターするのがおすすめです。大皿に玉を乗せる感覚を掴むことで、けん玉全体のバランス感覚が身につきます。
Q2:子どもや手が小さい人でも持ちやすいコツはありますか?
A2:強くぎゅっと握りしめず、指先で軽く支えるように意識すると、手の大きさに関係なくスムーズにけん玉をコントロールできるようになります。
Q3:糸の長さや調整で気をつけるべき要点はありますか?
A3:日本けん玉協会の解説でも触れられているように、糸がねじれていたり長すぎたりすると技の邪魔になります。定期的に糸の絡まりを解き、自分に合った長さに調整することが大切です。
まとめ:基本の持ち方を極めて多彩なけん玉の技に挑戦しよう
けん玉は、シンプルな道具でありながら、大皿持ちやろうそく持ちといった多彩な持ち方を状況に応じて使い分けることで、無限の技を楽しむことができる奥深い遊具です。手先だけでなくひざを使った全身運動を意識し、正しいフォームで練習を重ねることで、上達スピードは確実にあがります。まずは自分の手のサイズや挑戦したい技に合わせた基本の持ち方から始めて、けん玉の楽しさを存分に味わってみてください。