2014年度後期に放送され、日本のテレビドラマ史に鮮烈な足跡を残したNHK連続テレビ小説『マッサン』。スコットランド人の妻・エリーと共に、日本で初めて本格的なウイスキー造りに挑んだ主人公・亀山政春を熱演したのが、俳優の玉山鉄二さんです。朝ドラ史上初の男性主演(当時男性主演は19年ぶり)という大役を担い、不器用ながらも情熱に生きる姿で多くの視聴者の心を掴みました。
本記事では、当時の撮影舞台裏や心に残るエピソード、作品が放つ色褪せない魅力に加え、近年の最新の動向までを解説します。
【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:玉山鉄二は『マッサン』で朝ドラ初の男性主人公・亀山政春を熱演し、演技派としての評価を確固たるものにした。
- 要点2:共演したシャーロット・ケイト・フォックスとの二人三脚の撮影や、リアルな夫婦愛を映し出す演出が今なお語り継がれている。
- 要点3:近年は40代を迎えて「イケオジ」としての渋みが増し、映画や配信ドラマなど第一線で多彩な活躍を見せている。
NHK朝ドラ『マッサン』と亀山政春という当たり役

連続テレビ小説『マッサン』は、日本のウイスキーの父・竹鶴政孝とリタ夫妻をモデルに、大正・昭和の激動の時代を駆け抜けた夫婦の姿を描いたヒューマンドラマです。玉山鉄二さんが演じた亀山政春(マッサン)は、ウイスキー造りに対する情熱は誰よりも熱いものの、それ以外の場面では少し抜けていて空気が読めない、愛すべき不器用な男として描かれました。
当時の報道や公式インタビューによると、玉山さんは「ウイスキー造りとエリーのことばかりに情熱を傾けるピュアさ」を体現するため、徹底した役作りで臨みました。スコットランドからやってきた異国の妻・エリー(シャーロット・ケイト・フォックス)と衝突しながらも、互いを深く信頼し合い、共に「日本人」としての絆を強めていくプロセスは、毎朝多くの視聴者に笑いと涙をもたらしました。
撮影現場の裏側とシャーロット・ケイト・フォックスとの絆
外国人ヒロインという、日本のドラマ界において前例のない挑戦となった本作。言葉や文化の壁がある中で座長を務めた玉山鉄二さんの苦労と覚悟は並大抵のものではありませんでした。
当時のインタビューで玉山さんは、日本語のセリフや日本の環境に必死に適応しようとするシャーロットさんの姿に大いに刺激を受けた旨を語っています。「自分が弱音を吐いていられない、彼女がこれほど頑張っているのだから」という互いへのリスペクトが、ドラマ本編におけるリアルで切ない、そして温かい夫婦の空気感へと昇華されました。大阪の住吉や北海道・余市などを舞台にしたロケの数々は、玉山さんにとっても「人生において激動の1年」であり、のちに「私の一生の宝物です」と語るほどの代表作となりました。
玉山鉄二のキャリアと『マッサン』がもたらした評価
1999年のデビュー以来、映画『ハゲタカ』での優秀助演男優賞受賞など、数々の話題作でクールな二枚目から個性的な役柄までを演じてきた玉山さん。そのキャリアにおいて、『マッサン』での主演は「人間臭さ」や「泥臭い情熱」という新たな引き出しを大きく開く転機となりました。
| 時期・年 | 出来事・主な出演作 | 備考・受賞歴 |
|---|---|---|
| 1999年 | 俳優デビュー | ドラマ『ナオミ』などでキャリアをスタート |
| 2010年 | 映画『ハゲタカ』等 | 第33回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞 |
| 2014年〜2015年 | NHK連続テレビ小説『マッサン』 | 朝ドラ初出演にして初主演(亀山政春 役)を好演 |
| 2016年 | エランドール賞新人賞受賞 | 『マッサン』等の演技が高く評価される |
| 近年(2024年〜2026年) | 映画・配信・地上波ドラマへの出演多数 | 渋みを増した40代の「イケオジ」俳優として第一線で活躍 |
この表からも分かる通り、若い頃の端正なルックスによるトレンディな役どころから、年齢を重ねるにつれて重厚感のある演技派へとシフトしていった軌跡の中に、『マッサン』という大きなマイルストーンが存在しています。
近年の動向と「イケオジ」として再注目される現在
放送から11年以上が経過した現在も、街で「マッサン!」と声をかけられることが多いと語る玉山さん。プライベートを大切にする姿勢を貫きつつ、俳優としての活動はますます充実しています。
近年のメディア出演や最新の動向においては、その自然な年齢の重ね方が「渋みが増して素敵になった」「大人の色気がすごい」とネット上やSNSでもたびたび話題となっています。地上波の連続ドラマや映画、大規模な配信作品など、出演オファーが絶えない背景には、若手時代から培ってきた確かな演技力と、作品の質にこだわるストイックなスタンスがあります。定期的な再放送などを通じて新たな若い世代のファンも獲得しており、その存在感は衰えるどころか輝きを増しています。
【玉山鉄二マッサン】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:玉山鉄二が『マッサン』で演じた亀山政春のモデルは誰ですか?
A1:日本のウイスキーの父として知られる「竹鶴政孝」氏がモデルとなっています。スコットランド人の妻・リタ氏との実話に基づくエピソードを元に、ドラマティックに再構築されました。
Q2:『マッサン』は現在でも視聴する方法や再放送はありますか?VOD配信は?
A2:NHK総合でのアンコール再放送(直近では2025年末から2026年にかけてなど)が適宜実施されるほか、NHKオンデマンドや各種動画配信サービスを通じていつでも全話を視聴することが可能です。
Q3:玉山鉄二の現在の活動状況はどうなっていますか?テレビで見かけない時期があったのはなぜ?
A3:本人が消えていたわけではなく、地上波の露出以上に映画や配信プラットフォーム、質の高い社会派ドラマなどへ活動の軸足をシフトしていたためです。現在も話題作にコンスタントに出演し、第一線で活躍しています。
まとめ:色褪せない名作『マッサン』と玉山鉄二が築いた俳優の境地
NHK朝ドラ『マッサン』は、日本のドラマ史に残る「不器用で真っ直ぐな愛の物語」として、今なお多くの人々の記憶に深く刻まれています。その中心で、持ち前の熱量と繊細な表現力によって亀山政春という人間味溢れるキャラクターを命がけで演じきった玉山鉄二さんの功績は計り知れません。
40代を迎え、大人の俳優としての深みを増した彼が、今後どのような役柄で私たちを魅了してくれるのか。過去の圧倒的な代表作を胸に抱きつつ、これからのさらなる活躍にも目が離せません。
Sources:
1. 朝ドラ「マッサン」主演で10年越しの夢実現!ヒロインは初の外国人 —
2. 朝ドラ『マッサン』12月22日よりNHK総合で再放送決定 玉山鉄二 —
3. 玉山鉄二を最近見ないのはなぜ?現在の活動状況と消えた理由を —
4. インタビュー 玉山鉄二 連続テレビ小説「マッサン」亀山 ... - NHK出版 —
5. 玉山鉄二 - Wikipedia —